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巻き爪は治療に行くべき?

巻き爪とは、爪の端が皮膚に食い込んでしまう状態のことを指し、多くの場合、痛みや炎症、腫れを引き起こします。軽度の場合は自宅でのケアが可能なこともありますが、痛みが強かったり、感染が疑われる場合は早めに医療機関での治療が必要です。

巻き爪の主な症状

  • 爪が皮膚に食い込んで痛みが生じる
  • 爪の周囲が赤く腫れる
  • 炎症がひどい場合、膿が出ることもある
  • 歩行時に不快感や痛みを感じる

特に、糖尿病など免疫力が低下している方は感染が重篤化しやすいため、早期の治療が勧められます。

巻き爪の治療法

1. 自宅ケア

軽度の巻き爪であれば、次のような自宅ケアで改善できることもあります。

  • 爪をまっすぐ切り、深く切りすぎないようにする
  • 足を清潔に保ち、爪の周りを優しくケアする
  • 痛みがある箇所にコットンを詰めて爪が皮膚に直接食い込まないようにする

2.治療院でのケア

自宅でのケアが難しい時や症状が軽度の場合や、特定のケアを望む場合は、治療院(巻き爪専門のケアサロンや治療院)に行く選択肢もあります。治療院では、特に痛みが少なく、非侵襲的な方法で巻き爪の矯正を行うことが一般的です。美容目的や見た目をきれいにしたいという目的にも向ています。

3. 医療機関での治療

痛みや炎症が強い場合は医療機関を受診することが推奨されます。主な治療方法には次のようなものがあります。

巻き爪矯正器具の使用

特殊な器具を爪に装着し、少しずつ爪の形を矯正する方法です。痛みが少なく、爪を伸ばしながら矯正を行うため、日常生活に大きな影響はありません。

部分的な爪の切除

重症化した場合、皮膚に食い込んでいる部分の爪を一部切除することがあります。この手法は即効性があり、痛みの軽減が期待できます。

外科手術

巻き爪が深刻な場合や、再発を繰り返す場合は、外科的な処置が行われることもあります。この方法では、爪の一部や根元部分を除去し、再発防止を目指します。

治療院での巻き爪治療が適しているケース

治療院では、外科手術や医療行為ではなく、矯正やケアを中心とした治療が行われます。以下のようなケースでは、治療院での治療が選ばれることがあります。

痛みが少ない、軽度の巻き爪の場合

巻き爪が軽度で、爪が少し皮膚に食い込んでいる程度の場合、治療院での矯正が効果的な場合があります。治療院では、主に**巻き爪矯正器具**を使用して爪の形を矯正する方法が取られ、日常生活への支障が少ないのが特徴です。手術や切開を避けたい場合にも、治療院は適しています。

再発予防や定期的なケアが必要な場合

巻き爪は再発しやすい問題でもあり、定期的に爪のケアを行うことで再発を防ぐことができます。治療院では、専門的な知識を持つスタッフが定期的な矯正やケアを行い、再発リスクを低減させる治療を提供しています。

巻き爪矯正器具やテーピングを試したい場合

治療院では、巻き爪を少しずつ矯正するための器具(クリップやワイヤーなど)やテーピング法を提供しています。これらは爪に直接取り付けるもので、自然に爪が正しい形に戻るのを促す方法です。手術を伴わず、徐々に改善したい場合に適しています。

美容目的や見た目のケアを重視する場合

治療院では、見た目の美しさも重視されるため、爪の形や仕上がりを意識した治療が行われることが多いです。病院では機能的な改善が最優先される一方、治療院では爪の見た目を考慮した方法も取り入れられることが特徴です。

病院に行くべきケース

次のような症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診することが推奨されます。

膿が出ている場合

膿が出るということは、細菌感染が進行している可能性が高いです。感染が進むと、より広範囲の治療が必要になるため、早急な対応が重要です。膿が出ている場合は、自宅でのケアだけでは不十分で、適切な抗生物質や、場合によっては切開処置が必要になることもあります。

痛みが強い、炎症が広がっている場合

巻き爪の痛みが日常生活に支障をきたすほど強い場合や、炎症が広がりつつある場合は、専門的な治療が必要です。痛みが激しい状態を放置すると、感染がさらに進行し、治療期間が長引くことがあります。

自分でのケアで改善しない場合

爪の周りを清潔に保ち、コットンやテーピングを使って自宅でケアを行っても、数日経っても改善しない場合は、医療機関での処置を検討するべきです。特に膿が出ている状態では、自己判断でのケアは限界があり、専門的な治療が必要です。

糖尿病や免疫疾患がある場合

糖尿病の方や、免疫力が低下している方は、感染症が重症化しやすく、巻き爪の治療も慎重に行う必要があります。膿が出ている場合は特に注意が必要で、自己ケアは控え、早めに医師の診察を受けるべきです。

治療院と病院の違い

項目 治療院 病院
治療方法 矯正器具、テーピングなどの非侵襲的ケア 手術や部分切除などの医療行為
保険適用 保険適用外が一般的 保険適用(手術や医療処置の場合)
痛み 痛みが少ない 場合によっては痛みを伴う手術
治療期間 数週間から数ヶ月、定期的な通院が必要 手術は短期間での治癒が期待できる

まとめ

巻き爪が軽度で、非侵襲的な治療を希望する場合は、治療院での巻き爪矯正が効果的な場合があります。しかし、重症化している場合や、感染が見られる場合は病院での医療的な処置が必要です。自分の巻き爪の状態に応じて、適切な治療を選ぶことが大切です。